ツムラ 温泉科学プロジェクト
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HOME 温プロライブラリ Vol.1 リハビリと温泉療法
療法医に聞く  リハビリと温泉療法  温泉療法が病気や障害の治療、それに健康増進に役立つことが認められるようになってきて、医療の最新分野でも温泉の効果が盛んに利用されています。
今回は脳卒中後遺症や骨折などへのリハビリと温泉療法の関係について聞いてみました。
療法医に聞く  リハビリと温泉療法  
今回お話しをうかがったのは…  鹿児島大学医学部附属病院 霧島リハビリテーションセンター
センター長(教授) 
センター長(教授) 
田中信行 先生
日本リハビリテーション医学会専門医
日本内科学会認定医
日本温泉気候物理医学会認定医
医療スタッフ
医療スタッフ
堀切 豊 先生
日本リハビリテーション医学会専門医 
日本内科学会認定医 
日本温泉気候物理医学会温泉療法医

リハビリテーションとは
 
 病気や外傷を受けた場合、その病気や外傷の治療は終わっても、障害は残ります。脳卒中はその典型的なもので、寝起きや歩行といった日常動作が困難になったり、言語障害が残ることもあります。リハビリテーションは、こうした運動や感覚などの障害の改善や家庭、社会復帰が目的です。病気そのものの治療では不可能な、失った身体の機能を向上あるいは適応させるものです。脳卒中片麻痺、せき髄損傷、リウマチや骨折による骨関節疾患などによる障害のリハビリテーションに、温泉療法は大きく役立ちます。 鹿児島の名湯、霧島の温泉街
鹿児島の名湯、霧島の温泉街
 
温めることで痛みやこわばりを緩和
 
 例えば、脳卒中による手足の麻痺(片麻痺)は訓練によってかなり改善します。しかし長い時間安静状態に置かれると、訓練をしようとしても、痛みや関節のこわばりのために身体を動かすのはなかなか大変です。そこで、温泉や入浴を行わせると温熱効果によって筋肉や関節の動きがなめらかになり、非常にリハビリテーションがやりやすくなります。少し専門的に言いますと、筋肉やじん帯、関節包を構成するコラーゲンが伸びやすくなるのです。それが痛みやこわばりを取り、運動訓練や歩行が非常にスムースになります。また温泉水中の塩分は皮膚にうすい被膜を形成し、保温効果を長びかせます。 センター内には温泉を利用した浴室がある
センター内には温泉を利用した浴室がある
 
温泉プールの浮力で負担を軽減
 
 筋肉は安静によりどんどん衰えるため、常に動かす必要があります。しかし、痛みや麻痺のある手足や関節では体重を支え切れず、十分な運動はできません。そこで、水の浮力をリハビリテーションに利用しています。痛みや麻痺で歩けない人でも、水中ならば浮力による体重軽減のため楽に歩けます。腰やひざへの負担も軽くなり、楽に動けますし、転倒防止にも役立っています。温泉療法の方法や治療期間は病状で異なりますが、平均1〜2ヶ月です。私たちのセンターでは、脳卒中や骨関節疾患だけでなく、心不全、呼吸不全の患者さんにも温泉療法で効果を上げています。
リハビリ用のプール。
リハビリ用のプール。
まん中は医療スタッフが介助するスペース
鹿児島大学医学部附属病院  霧島リハビリテーションセンター 診療内容 脳卒中片麻痺、脳せき髄損傷、リウマチ・骨折等の骨関節疾患、パーキンソン氏病、アルツハイマー型痴呆、気管支喘息、心不全などの診断・治療およびリハビリ 高血圧症、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病の予防と治療
   
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