入浴することの第一のメリットには、温熱効果があります。入浴することで皮膚の毛細血管が広がって、身体の中の温かい血液が盛んに循環するようになります。寒い季節では特に身体の表面や手足の血流が悪くなるので、この季節の入浴は効果があるわけです。これが温泉での入浴や、家庭でも入浴剤を使った入浴になると、塩類や炭酸ガスの効果によって、温熱効果をさらに高めることになります。
けれども、湯の温度が高ければ身体が温まるというわけではないのです。高温の湯は血管を緊張させてかえって血流が悪くなります。むしろぬるま湯の方がじっくりと身体を温めてくれるのです。40℃くらいのお湯に5分間ほど入って、一度出て休んでから再び湯に入る「分割入浴」という方法は、じっくりと身体が温まります。何よりもこの入浴方法は、お湯から出てからの保温効果が高いですね。
さらに、湯冷めを防ぐためには入浴後に身体の表面の水分をよく拭き取ることが大切です。皮膚表面をおおっている皮脂膜や、皮膚の保湿物質は入浴によってお湯に逃げてしまうので、お湯から出た後は全身の皮膚表面から水分が蒸発しやすくなり気化熱によって一層冷えるからです。入浴後の保湿のためのスキンケアも大事ですね。
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