スペシャルコンテンツ/「日本の名湯開発物語」/2006年に発売20周年を迎える「日本の名湯」、発売開始から現在に至るまでの開発秘話を一足先にご紹介!

※文中に出てくる社名、団体名、商品名などは当サイトに初版で連載いたしました2005年6月から2006年3月現在のものです。

第1話 発売当初の「日本の名湯」

200アイテムの入浴剤を考えよ

ツムラの入浴剤「日本の名湯」シリーズ。1986年の発売開始以来、世(市場)に送り出されたアイテムは延べ18種類に及ぶロングセラー商品である。その記念すべき一歩、誕生のきっかけが、この1983年の出来事であった。
第2話 あらゆる文献や書物を調べた

本物の温泉は作れない

文献に「温泉は不思議な力を持つ。温泉は地中から湧き出るバージンウォーターであり、だからこそ効能があるのだ」というようなくだりを見つけた。バージンウォーター、つまり誰も触れていない生まれたての温泉ということだ。それを入浴剤で再現できるのか?
第3話 各地の温泉の成分をまとめたファイル

入浴剤の可能性

「温泉は生きているのだから、湧き出たところで入らないと本当の効果は得られない」
財団法人中央温泉研究所、故益子先生の言葉。
その先生の言葉の中にこそ一条の光が射していた。「温泉分析表」というキーワードが出てきたのを聞き逃さなかった。
第4話 集めたガイドブックや写真

温泉地選びと処方化

「ツムラ 日本の名湯シリーズ第一弾」のアイテムが決定した瞬間である。
温泉地が決まれば、あとはその分析表を元に処方を組めばよい。一つ一つハードルをクリアしていって、そろそろゴールが見えそうな気分に誰もがなっていった。
第5話 「古奈」「箱根・熱海」「濁河」のサンプル。

GOサインが出ない

「確かに色も珍しいし、香りも今までにないものだけど、でもこれは何のためのものなの?」当惑する経営トップの顔が見えるようだ。しかし当惑して当然だった。まだ温泉入浴剤は完成していなかったのだ。
第6話 発売当初の「日本の名湯」

本物志向への道

どんなに中味に自信があったとしても、食品ではないから店頭で試食してもらうわけにはいかない。パッケージでピン!ときてもらって、家の風呂で使ってもらって初めて納得してくれるわけである。その「ピン!」ときてもらうパッケージを開発しなければならない。
第7話 「日本の名湯」シリーズ第一弾

ついに店頭に商品が並んだ

1986年9月、待ちに待った「日本の名湯」シリーズ発売の日を迎えた。検討に検討を重ねた結果、最終的に第一弾の発売にラインナップされた5つのアイテム。まさしく、開発者たちの涙と汗の結晶だった。
第8話 ツムラの温泉探索

温泉探索裏話その1

1日に入る温泉の数は5〜7湯。1回の行程で20湯から30湯に入るのが普通だ。企画の人間が資料収集と交渉、研究の人間が分析表の写しやお湯の分析と、役割分担も最初から決まっている。1つの湯に浸かっている時間は、おおよそ3分から5分。
第9話 旅館や浴場との交渉

温泉探索裏話その2

今でこそ、日帰り湯、立ち寄り湯という言葉も一般的になったが、温泉探索を始めた当時は、宿泊するのが当然だった。それを「ほんの数分だけ入らせて欲しい」と、見ず知らずの男性が交渉するのだから、いぶかられるのも当然だ。名刺を出しても怪訝な顔をされる。
第10話 登別個箱

濁る温泉を作る夢

白く濁る入浴剤はできた。さあ、今度は白く濁る湯の温泉地の候補だ。日本の名湯シリーズの条件にあった「名湯」で、しかも白く濁る湯のイメージ。
さまざまにスクリーニングした結果、「登別カルルス」と「山代」に最終決定したのだった。