ツムラ 温泉科学プロジェクト
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HOME 温プロライブラリ 「日本の名湯開発物語」 第7回 ついに店頭に商品が並んだ!
スペシャルコンテンツ/「日本の名湯開発物語」/2006年に発売20周年を迎える「日本の名湯」、発売開始から現在に至るまでの開発秘話を一足先にご紹介!
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ついに店頭に商品が並んだ!
日本の名湯 第一弾 発売

 1986年9月、待ちに待った「日本の名湯」シリーズ発売の日を迎えた。検討に検討を重ねた結果、最終的に第一弾の発売にラインナップされた5つのアイテム。まさしく、開発者たちの涙と汗の結晶だった。

●みちのくの湯 作並(翠色)
●富士の湯 箱根・熱海(蜜柑色)
●伊豆の湯 古奈(苔色)
●奥飛騨の湯 濁河(老緑色)
●南紀の湯 白浜(萌黄色)

薬局やスーパーの店頭にパッケージが整然と並んだ姿を見て、安田、川久保、谷野、綱川らは感無量であった。
「嬉しかったですね。自分も店頭に並んで、一つずつ『この商品にはこんなこだわりがあるんですよ』と説明したい気分でした」。と当時を振り返る。
入浴剤をギフト用として売り出したのも、「日本の名湯」が最初だった。入浴剤がセットになって化粧箱に梱包されているのだから目新しさもあったのかもしれないが、「日本の名湯 ギフトセット」は、予想以上のヒット商品となった。
当時はまだお中元やお歳暮といえば、調味料や缶詰などの定番商品が幅をきかせていた時代。それが少しずつ、相手の欲しがっているもの、相手を想ったものを贈る、という自由な贈答スタイルに変化しはじめていたころであった。
日本の名湯ギフトセットは、まさしくそんな時流に乗った商品であったのだろう。ギフトセットが「日本の名湯」シリーズの売り上げに、さらにはずみをつけてくれたのは確かだった。


1986年当時の「日本の名湯ギフトセット」

現在の「日本の名湯ギフトセット」
次のステップに向かって

 最初のリリースはとりあえず成功したといえるだろう。
だが、関係者たちにはすぐに次のステップが待ち構えていた。というよりも、自らそのステップに向かって歩を進めていたのだ。それは「温泉探索」というテーマだった。5つのアイテムが完成し、できたてほやほやの商品を携えそれぞれの温泉地へ挨拶に向かった。温泉地では、現地の人々に歓迎され、温泉談義に花も咲いた。しかし、笑顔の影で、関係者全員が心に刻んだこと、それは「最初から現地を訪ねていなければだめだ」ということだった。
最初の5アイテムのリリースでは、取り寄せた資料や温泉分析表、写真などを参考に商品開発を始めていった。開発途中で現地を訪れたアイテムもあれば、できあがってから初めて訪れたものもある。いずれにせよ、現地訪問が後手に廻っていたことは否めなかったのだ。

ツムラ社内名物「温泉探索」―全国温泉行脚の旅―

 現地の人と話をしていると、それまで知らなかった事実、エピソードが沢山でてくる。
温泉に関わる人々の想い、温泉地の歴史、実際のその場所でしか分からないイメージ、
ほのかな香り・・。人々の息吹があり、こんこんと沸き出でる湯があり、湯煙があり、訪れる人の喧騒があり・・・そう、温泉は生きているのだ。生き物なのだと実感したのだった。
生きている温泉を体感していたら、もっともっと商品に反映できたかもしれない。
無我夢中だった開発期間を反省する気持ちとともに、新たなる闘志のようなものがわいてきた。
「よし!どんどん温泉を廻るぞ!」
異を唱える者はいない。
実際の温泉地、実際の旅館、そしてなによりもまず現地の風呂に体を沈め、自分の五感で温泉をつかみとり、頭でも身体でも理解したうえで、日本の名湯ブランドを作ろう!
開発者たちの気持ちは一つだった。
ツムラ社内名物「温泉探索」と呼ばれる、全国温泉行脚の旅が始まったのだった。

※日本の名湯は、温泉と全く同一というわけではありません。
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