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効くストレッチ 監修:勝木 道夫
療法医に聞く 温泉ストレッチ教室
監修:勝木 道夫
 医療法人勝木会、財団法人北陸体力科学研究所理事長
 日本温泉気候物理医学会名誉会員・認定温泉医
 温泉浴をするだけでも肩こりや腰痛などは緩和されますが、さらに積極的にストレッチ運動を組み合わせてみては?
運動療法の第一人者である勝木先生に、ストレッチングの基本をうかがうとともに、運動療法についての正しい知識をうかがいました。

ストレッチングとは
4つの健康要素 1.運動 2.栄養 3.規則正しい生活 4.保養運動には以下の二つの方法があります。
1. 息を止めたり、反動をつけて行う運動
― ラジオ体操方式 ―
2. 息を止めないで、苦しくないところまで筋を伸ばす
ストレッチ運動は2の方法です。
からだを十分にリラックスして行ってください。

 ストレッチ運動をすると呼吸が深くなります。呼吸法と身体のパフォーマンスは、密接な関係にあります。たとえば太極拳などは呼吸に重きを置いていますが、手足の微妙な動きとの関係が深いといわれています。ここ一番!というときにはストレッチ運動をされるとよいでしょう。

肩こり  肩こりの原因で一番多いのは、首の骨と骨の間の椎間板が変性しているケースです。椎間板というのは水っぽくなくてはいけないのですが、これが粘土状になってしまっていると、かかる力が分散せず、椎間板が飛び出てきて、肩から腕にかけての神経を圧迫してしまいます。この場合は、後頭部と肩甲骨をつなぐ僧帽筋のストレッチを行い、筋肉の中の酸素を増やすことが大切です。
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リウマチ  リウマチの場合は、事前に必ず血液検査で炎症の強さを測りましょう。炎症の強い場合、急性の場合は温泉浴も禁忌になりますので注意が必要です。リウマチの場合は、朝おきがけのこわばりが特徴的です。寝起きに、38〜40度くらいのお風呂に入り、手足の曲げ伸ばしをしましょう。リウマチというのは関節に炎症があるので、ゆっくりと大きく運動することが原則です。痛みを無理せず、痛みを感じない範囲で行いましょう。そして休養をしっかりとってください。
腰 痛  腰を後ろにそらしすぎない(身体をC型にしない)ことが大切です。ハムストリングという太腿の裏側を鍛える膝の抱え歩きが有効です。プールの壁を使って下肢を伸展させます。また壁面に身体をつけて骨盤の傾斜を調整することもあります。
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ダイエット  プールの中に入るとヒヤッとし、心臓に血液を戻そうとする働きが強くなり、血流が盛んになります。体温を下げないように脂肪を燃やすので、ダイエットにも効果があります。
老化防止(転倒防止)  高齢者の場合一番怖いのが転倒です。60歳以上の人は積極的な転倒予防の運動をしたほうがよいでしょう。1つは股関節の運動範囲を大きくすること、もう一つは太ももの前の筋肉を強くすることです。たとえばプールの中では思い切って股関節の開けるところまで開く。またプールサイドにつかまって足だけ平泳ぎする。プールの中で、四股を踏んだりカニ歩き、回しあるき(回り込むように歩く)も効果的です。筋力がついてきたらプールにハードルを置いたり、陸上では逆効果の階段昇降もプール内なら無理なく行えます。

温泉「地」療法をおすすめしています
 まずは「温泉地療法」についてお話しましょう。私は、あえて温泉療法ではなく「温泉地療法」という言い方をしています。温泉地療法というのは、まさしく読んで字のごとく「地」が重要な役割を果たすことになるわけです。
 日本はご承知のとおり、生活習慣病が非常に多い国です。生活習慣病とは、たとえばよく知られているところでは糖尿病、高血圧、肥満、高脂血症、歯周病、アルコール性肝疾患などで、平成8年度に厚生省「公衆衛生審議会」が提唱したものです。食生活や運動スポーツなどの生活習慣がその症状の発症や進行に関与する症候群というように定められています。こうした生活習慣病は、上記に挙げている4つの健康要素のうち、どこかにひずみが発生しているということです。
 日常かかりつけの病院や診療所で生活習慣病を指摘されても、なかなか直せないという方が多いはずです。「生活習慣」そのものが病気に関わってしまっているわけですから当然ですね。そのような場合は、温泉地へ行って、温泉をとりまく環境や日常と違った場所に短期間滞在することで、頭ではわかっていても身体がついてこない、という状態を是正することが大切です。こうした方法を「温泉地療法」と呼んでいます。
 ここで大切なのは「療法」ですから、やみくもに温泉に逗留するというのではなく、医療機関できちんとメディカルチェックをし、本人が是正しなければならないことを知り、医者と本人がきちんと顔を合わせて話しあう、ということです。
 習慣を直そうと思っているのになぜ長続きできないのか、その原因を知り、温泉をとりまく環境のもとで生活習慣を変えるという決心をする、その手法や健康のための教育を医療機関側が提示するということを「温泉地療法」と考えています。プロ野球選手などのエリートスポーツマンの中では、すでにこうした方法を取り入れている方やチームもあります。

関連サイト:やわたメディカルセンター
http://www.katsuki-g.com
 
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