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ドキュメント ザ・温プロ:郡司勇の「お題別マニアック温泉」
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第4回「酸性の強い温泉 ベスト5」
第4回のお題「酸性の強い温泉 ベスト5」
玉川温泉 大噴(源泉)
日本の温泉地で名湯と言われている温泉は酸性泉が多いことがわかりました。酸性泉は強力な酸性で、皮膚病に効果があるといわれています。しかしそれ以外の病気でも、酸性泉の強い浴感で肌や身体全体が刺激されるため、万病に効くとされるところがほとんどです。湯治の温泉地が多く、長期の温泉療法によって慢性病に効果があるということが、よく言われています。
酸性度の指標は水素イオン濃度でpH値として分析表に掲載されています。pH値は分析値の水素イオンの量に比例しています。特別な鉱泉などを除き、私が入浴した浴槽のある温泉施設では、酸性度の順位は以下のようになります。
1位
pH1.175
玉川温泉
(水素イオン 63.5mg/kg)
2位
pH1.3
蔵王温泉
(水素イオン 50.1mg/kg)
3位
pH1.4
塚原温泉
(水素イオン 40.1mg/kg)
4.5位
pH1.4
川湯温泉
(北海道)
川原毛地獄
(秋田県)
6位
pH1.6
草津温泉
(万代鉱源泉)
となります。
雲仙温泉 新湯
この他では長崎県の雲仙温泉や青森県の酸ヶ湯温泉も高い酸性度になっています。また野湯なので分析表がないために不明ですが鹿児島県の離島にある、硫黄島東温泉や草津温泉奥地の香草温泉も高い酸性度を持っています。
1位の玉川温泉
は大噴きと言われている大きな温泉湧出源泉が1本あり、90度以上の源泉が毎分9,800リットル湧出し単独源泉では日本一の湧出量になっています。湯気に包まれた湯の川になっており壮観です。そして酸性度も1位であるという強力な源泉です。この成分は2位以下の温泉地が硫酸系であるのに比べ、ここのみ塩酸系です。ピリッとした味覚で体感もひりひりする強い浴感で、日本一の貫禄充分です。
玉川温泉
2位の蔵王温泉
は硫酸系でトロリとした濃度を持った酸性泉です。
蔵王温泉 川原湯
蔵王温泉 下湯共同浴場
3位の塚原温泉
は別府と湯布院の間にある火山の噴火口から湧出し濃厚な酸性度になっています。なおここはPH1.1で水素イオン80mg/kgの酸性の強い鉱泉も湧出しておりますが、少量の湧出のために販売のみになっており浴槽はありません。
塚原温泉
蔵王、塚原、川湯
ともに成分的には明礬緑礬泉(みょうばんりょくばんせん)となっており酸味のなかに収斂味(しゅうれんみ)もあり、特徴ある個性となっています。
草津温泉
も、湯畑源泉や白旗源泉よりも万代鉱源泉が一番酸性度が強く、各所の共同湯に入れられ使われています。
上記の火山性の温泉地は硫黄分も少量含有されている酸性のことが多く、ところによっては硫黄泉として明記されていることもありますが、水素イオンの成分が、20%を越えるような温泉は酸性泉であると考えています。
草津温泉 山本館
草津温泉 煮川の湯
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