|
|
|
|
 |
温泉がご神体? | 山形県出羽三山のひとつ、湯殿山。その奥に鎮座する湯殿山神社のご神体は、なんと源泉が沸き出る岩。普通、神社のご神体といえば三種の神器の鏡や剣のようなもので、なかなか拝見することもできませんが、ここでは自然岩ですから間近まで行くことができます。 とはいってもご神体なので、写真撮影は厳禁ですし、かなり手前から裸足にならなければいけません。また、ここではご神体については「言わず語らず。語らば聞くな、聞かば語るな」といわれているほど、戒律厳しいものです。こんこんと湧き出でる湯がどんなにか、いにしえの人々を潤し尊ばれたかがわかります。温泉を楽しむだけなく、「自然からの恵み」に感謝する、という気持ちでお参りをしてみるのもよいかもしれませんね。
|
|
|
 |
| 国の中枢は温泉天国 | 東欧のパリとよばれるブダペストは、ハンガリーの首都です。首都と聞いて思い浮かぶのは、東京のような高層ビルや足早に行き交うビジネスマン、交差する交通網、といったどこかせわしない光景ではありませんか。 しかし、ハンガリーの首都ブダペストには、面積525平方キロの中になんと100あまりの源泉があるのです。本格的な療養施設から、最近流行のレジャーランド系まで揃っています。たとえば東京で地下鉄の「日比谷」駅で降りたら目の前の日比谷公園に温泉プールが広がっている、といった感覚だそうです。サラリーマンが仕事帰りに立ち寄るような温泉施設もあり、まさしく市民生活に温泉が「溶け込んでいる」感じだとか。東京に住む温泉好きな人にとっては、うらやましい限りですね。
|
|
|
 |
| 銭湯のはじまりはお寺から | 六世紀に大陸から渡来し、急速に日本に浸透した仏教では、汚れを洗い清めることは仏に仕える者の重要な勤めであると考えられていました。八世紀半ばになると、「温泉トリビアその20“お坊さんは案外おしゃれ?”」にも登場した沐浴の功徳を説いた経文「仏説温室洗浴衆僧経(ぶっせつうんしつせんよくしゅそうぎょう)」が渡来。湯に入ったり浴びるという入浴法はそれまで、天皇など限られた高貴な人たちが行うもので、一般大衆には縁遠いものでしたが「入浴によって七病を除き、七福を得る。」という功徳が重視され、寺院内の浴堂を無料で一般大衆に開放する「施浴」が盛んに行われるようになりました。そうして浴堂を利用した人々がお布施を置くようになり、それが入浴料となって、現在の銭湯システムの元になった、というのが日本の銭湯の起源ではないかといわれています。 |
|
| |
|
| |