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日本に世界遺産の温泉がある
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今日でも聖地であることを実感させる紀伊の国(和歌山県)の熊野古道。その熊野本宮近くに小栗判官が蘇生したという伝説でも有名な「湯の峰温泉つぼ湯」があります。
その名のとおり、壷のように小さな湯船で、2〜3人も入ればいっぱいになってしまうような温泉。(隣には整備された公衆浴場があります)しかしこの温泉、実は小さな大物。なんと平成16年7月に「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に登録されたのです。
世界遺産と聞くとちょっと腰がひけてしまいそうですが、750円(平成18年現在)という料金で誰でも入ることができる、身近な「世界遺産」です。
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| 松尾芭蕉も湯に親しんだ? |
日本で最も有名な紀行文といえば、やはり松尾芭蕉の「奥の細道」でしょう。
でも私たちがイメージする奥の細道は、侘び、さびを大切にした芭蕉の旅の記録。温泉でゆっくりなんてしていないと思いこみがちです。ところが、芭蕉はしっかりと温泉地を回っているのです。芭蕉もなかなかヤルな!と思いませんか?那須温泉や飯坂温泉などにも投宿した記録がありますが、とくに山中温泉(石川県)では、温泉を句に詠んでいます。
「山中や 菊はたおらぬ 湯の匂」
これはその昔、菊侍童が菊の露をなめて八百歳の長寿を保ったということから、菊も手折らなくてもよいくらいに、山中の湯は効能がある、といった意味。たった5・7・5の世界なのに、湯煙の匂いがしてきそう感じがしませんか?
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| さいはての温泉でしみじみ |
風光明媚な島国日本に生まれたならば、温泉マニアならずとも、東西南北、さいはての温泉へ一度は入ってみたいもの。さて、平成18年現在のさいはての温泉は・・・。
最北端は、もちろん 北海道。稚内温泉は宗谷半島の最先端の納沙布岬の西側に湧き出ています。最南端は沖縄県の西表島温泉。温泉メカニズム体験記第7回でもご紹介しましたが、1998年にオープンした比較的新しい温泉です。
最東端は北海道の相泊(あいどまり)温泉。羅臼から知床岬へと通じる道の先端に位置しています。最西端は最南端と同じ沖縄県の西表島温泉です。
どこもほとんど「海辺」や「断崖」に位置しており、この記録を破るのはなかなか困難かもしれません。
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